徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「サロゲート」

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サロゲート・・それは夢を叶える身代わりロボット
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ロボットがすべてを代行する世の中、
それは ユートピアのはずだった・・

サロゲートとは自分の分身、身代わりのロボットのこと。
自分は部屋の安全な場所で 自分のロボットを遠隔操作し、すべての社会生活をロボットにさせている。
そのサロゲートを開発したVSI社。
サロゲートを開発したおかげで、犯罪もなく他人から危害を加えられることもなく
快適な生活を送ることが出来る・・・をモットーとしている。
自分の身代わりのサロゲートは、自分にそっくりな形でも、
または自分が男性でも女性の形にしても、たとえば子供の姿にしても好みなのだ。
社会活動をしているのはすべて、「サロゲート」たち・・

だが、おこる事のない殺人事件が起きてしまう。
あるサロゲートが破壊され、遠隔操作をしていた使用者本人が自宅に居ながら殺されたのだ。
サロゲートのダメージが使用者に及ぶとなれば、この社会が崩壊する。
FBIのグリアーは捜査を開始する。
そしてその中で自分の分身のサロゲートが破壊され、自分も重傷を負ってしまう。

妻さえも姿を見たこともなく、すべてがサロゲートに依存している今の社会。
「おまえを抱きたいんだ」
グリアーの声が空しく響く・・・

そのユートピアを激しく憎む生身の人間達。
彼らもまた、大きな事件に巻き込まれていきます。

怖ろしい世の中です。
「生身」の身体を持つ人間は世の中に出ていない世界です。
すべてがサロゲートたちの世界。遠隔操作している生身の人間はロボットの目を通して生活しています。
人と人が抱き合い、おはようのキスをする・・
そんな日常的なことが全くなくなってしまった世の中。

ロボットたちの世界でたった一人の生身の人間グリアーがたどり着いたその終末とは・・
こういった世の中にだけはならないでほしいと、願わずにはいられません。
サロゲート達は人間と全く変わりない姿、どれがサロゲートか生身の人間なのか・・
全く分からない世界でした。不気味です・・