徒然草

つれづれにさまざま書いています。

子安講の忘年会・・

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子安講・・・ってご存知ですか?

先日の夜、子安講の忘年会に行ってきました。
私の地区で昔からお祭りしている「子安様」。
子安様は掛け軸になっていて参加しているお家を回っていきます。
で、今月12月は掛け軸を掛け、ご馳走をお供えして、お参りし私達もちょっとしたものを頂きます。

子安講・・
かつて、お産は女性にとって命懸けでした。
また、生まれてきた赤ちゃんが病気などで命を落とすことも現在より多かったことから、
女性たちは安産と子供の健康を守る子安様に祈りをささげ、この集まりを子安講と呼ぶようになりました 。
安産子育ての神。子易神とも書く。神道では火中で3柱の御子神を産んだ伝説により木花開耶姫(このはなのさくやひめ)をまつり,仏教と習合し,子安地蔵,子安観音,鬼子母神をまつる。

農村部ではこうした事で一軒一軒が密に繋がっていたものでしょう。
かつては・・若いお嫁さんの「心のよりどころ」だったのでようか・・

私が出産を控えた当時 子安様のお掛け軸は我が家にありました。
子供を産む家庭に「安産」をもたらすように・・と、回ってきたものです。
で、次に赤ちゃんを産む家庭に・・・と回すんです。

昔は全戸 加入していたものを2年ほど前、ほとんどのお宅が「やめたい」と言い出して、
いま入っている方たちは14名、先日参加した時、「若い」お嫁さんは一人もいなくって、
みんな「昔若い」おばさんやおばあさんでした(笑・・・)
いま、若い後継者は、こうした「神さま」の事、知らないし、やりたくない・・・って事ですね。
夜、貴重な時間を割かれるのも、嫌なのかも知れません。

何はともあれ、女性の神さま、私の地区にせっかく来てくれたのですから、大切にしなくてはならないようにも思えます。
ご馳走は大変簡素化されて、負担もお賽銭で済ませるようになっていますけど、
これもまた、いつかはなくなってしまうのかもしれません、時代ですね。

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