徒然草

つれづれにさまざま書いています。

彼岸花・・咲いた

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彼岸花が今年も咲きました。
彼岸花って、昔は(今も・・かな)田んぼの土手で良く見かけました。
あとはお墓の周りとか。
だから小さい時には、彼岸花って名前も、なんとなく怖いイメージ・・でした。
私はいつも(死)のイメージしかなかった花でした。
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父が難病でたった60歳で亡くなったとき、私には長男がいました。
母は良く、「孫を見せられて嬉しかったと思うよ」って、言ってくれました。
その時も、彼岸花って・・・父を迎えに来た花・・・って、思っていました。

弟が突然亡くなった時の新盆に、母が言いました。
彼岸花って、お父さんや息子が帰ってくる目印になるんだね・・・」って。
母はその後、認知症になってしまいました。

小さな私の花壇に彼岸花の球根を植えました。
今年もいつの間にか茎が伸び、たくさんの花の蕾を持ちました。
その可憐な花びらを見るにつけ、お父さんのこと、弟の事
そして、認知症の母のこと・・・思います。

父はよく、「お父さんはな、60までの命なんだよ、だから60歳で死んじゃうんだ・・」ってよ言っていました。
何でそんな事を言うのか、意味がわからなかったんですよね~~~
昔、義勇軍満州に渡り 開拓者として苦労しました。
でも半ばで肺炎にかかり、一人だけ帰国しました。
その当時に、「八卦見」(たぶん占い師)に見て貰ったところ、
「あんたは60歳で天命をまっとうするから、それまでは一生懸命生きなさい」と言われたそうです。
義勇軍満州に渡った仲間はその後、終戦を向かえ、帰国の際に亡くなったりした方もいたようです。
父はきっと自分だけ早く帰ってきてしまった事を 罪・・・と思っていたのかもしれません・・

八卦見の言ったとおり、難病になって60歳で亡くなってしまいました・・
今でも本当に不思議・・としか言い様がありません。

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弟は、私の長男に、「おやじは60で逝っちゃったけど、俺は50までの命と思ってるんだよ)って・・言ったそうです。de//
50で亡くなってしまいました・・

彼岸花を見るにつけ、そんな父と弟を思います。
真っ赤な花の上に 父や弟の顔を見ます・・
一言聞きたいのです。
「何で、そんなに早くこの世を去ってしまったの?」って。
「何がそうさせたの??」って。
「何でもっと生きようとしなかったの?」って。
「何で・・・死んじゃうって・・分かったの????」って。
「お母さんのこと残して、何で死んじゃったの!」って・・・・

そういえば、もうすぐ秋のお彼岸ですね。
(#^.^#)

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