命・・「さくら・満開の日に」

さくら満開の日の昨日、組内のお葬式のお手伝いでした。
斎場の横の大きなさくらが　いま、まさに満開を迎えた日でした。

その知らせは３日ほど前早朝にありました。
信じられませんでした。
亡くなった方は　我が家の次男と一緒に小学校に通い、とても仲良かった男の子。
まだ、２６歳でした・・・

「絶句」とはこのような時のことでしょうか・・

組内ですから、夜になって皆さんで当家に集まり、お顔を見ました。
とっても安らかなお顔でした、眠ってる？？とも思えました。
ＯＯくん・・・
なんか切ないし悲しいです。どうしてこんなことに！
お父様もお母様も・・・泣き腫らしたような目をしておられて、それもまた辛かったです。

「言葉やしている事で、信号を出していたんだと思うんだけど・・
その信号を感じられなかったんだな・・」ってお父様がおっしゃっていました。
「こうなって始めて、ＯＯがあんなに信号を出してたんだ・・って」と泣いておられて・・
死を・・選んだ我が子を　私だったらどうしてやれるだろう・・・って、考えます。

何事も一生懸命でやさしい子だったＯＯくん。
お父さんやお母さんを残して逝ってしまったＯＯくん。
とくにお母さんを大切にしていたＯＯくん・・

「大学進学の時に、希望校をあきらめきれずに猛勉強したの」
と、その当時、ちょっと誇らしげだったお母さんの自慢の息子さんだったと・・
思うと、泣けてしまいます。

お棺に収まり、斎場に向かう時　お父様は何度も涙をぬぐいました・・
私ももらい泣きをしました。

子供が悩んでいる時、親は適切なアドバイスをおくりたいです。
でも・・内に秘めてしまったり、いつもと変わらなかったり・・した場合は・・・
どうしたらいいんでしょうか。
「信号は出していたのに・・キャッチできなかった」って、おっしゃっていましたが、
それを信号と、感じ取れるかしら。

同じ年頃の息子を持つ身として、私もよくよく考えてしまいました。
ＯＯくん・・やすらかに・・ね。