徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「K-20」・・怪人二十面相・伝

イメージ 1


物語は架空の日本。
もし、あの戦争が無かったとしたら・・1949年、帝都市が舞台。
そこは 貴族は一生貴族・下級庶民はいくらがんばっても絶対下級市民・・
そんな格差の激しい社会。
主人公は あるサーカス小屋で働く「平吉」

サーカス団の曲芸師・平吉は、ある紳士から奇妙な依頼を受ける。
それは、名探偵・明智小五郎と大財閥の令嬢・葉子の結納式に潜入し、
その写真を撮るというもの。
だが、それは怪人二十面相が仕掛けたワナだった!

その結納式の真っ最中、爆発が起き、図らずも平吉が 怪人20面相として
追われる羽目に・・・
無実の罪をかぶったまま、つかまって、拷問にかけられた平吉。
「無実の罪を晴らすには、二十面相を捕まえなければ・・」と、思い立つ。
そこからが平吉の必死の無実の罪を晴らすことへの執念となっていく・・

「帝都市」は貴族と軍隊が支配する都。
戦争がもし起こっていなかったら、日本はあのような都市になっていただろうか・・
地を這って生きなければならない下級庶民達。
でもその彼らに、平吉は助けられていく・・

後半、あっと驚く展開でした。
それは度肝を抜きました。
私が考えていた 明智小五郎と二十面相の人物像。
それらが ええっ!!っとなるような・・・

超娯楽映画です。
2時間30分、長い映画ですが、少しも長さを感じさせません。
後半はあれよあれよ・・と展開され、充分堪能できます。
おもしろい映画をお望みなら、ぜひ見てくださいね。
松たか子さんの「令嬢」役も とても良かったですよ!