徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「252 生存者あり」

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「252 生存者あり」 伊藤英明内野聖陽杉本哲太・・



首都・東京を直下型地震が襲う。その数日後、大津波が押し寄せる。
水は東京都心になだれ込み 新橋駅構内にいたたくさんの人々を飲み込んで大惨事になる。
かろうじて地下構内に逃げた数人・・・
更に、追い討ちをかけるように 大地震の影響で発生した巨大台風が 崩壊した首都圏を襲う・・・・

未曾有の大惨事に 決死の救出を試みる「ハイパーレスキュー隊
そして、地下構内に閉じ込められた彼らの「生き抜いてやる」の思い
今しも巨大台風が襲ってこようとしている
構内は瓦礫になってしまうのか、はたして助かるのか・・・

主人公の「弟」は心に大きな傷を負っている・・
レスキュー隊の「兄」も弟を思っているが、傷は深い・・

ハイパーレスキュー隊・・
大きな災害があると、駆けつけ人命救助、第一に活躍。
彼らを指揮する指揮官こそ、辛い役目。
人命は大切だ、しかし、危険を承知で隊員を行かせることは その隊員の命さえ
亡くす事・・決断はできるのか・・・

252・・・とは。
ハイパーレスキューが使用する通信コード、
瓦礫のなかに埋まってしまった場合、何よりも必要なのは生存者の救出。
生存者が、「ここにいるよ!!」の通信を送るのは・・「音」だ。
何かを叩く、それが「生」に繋がる・・
最初は2回 中に5回 最後に2回・・
映画の中でも地下構内に閉じ込められた彼らは必死で鉄の棒で叩く。
2回5回2回・・その音は、地上のハイパーレスキュー隊に届くのか・・・

家族の思い・・一人ひとりの悲しみ・・ハイパーレスキュー隊員の願い・・

涙が出て止まりませんでした。
実際にあってもおかしくない日本。未曾有の巨大台風や大津波・巨大地震・・・
身につまされました。
そして・・
命をかけて救助に当たっている、レスキューの心の葛藤など、
すすばらしく描かれ、とても感動しました・・