徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「峰寺山 西光院」 静寂の中に・・①

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八郷町(現石岡市)と、真壁町(現桜川市)を結ぶ上曽峠から更に山の道を行くと
ひっそりとたたずむ 「峰寺山 西光院」がある。
その造りから 「関東の清水寺」と、異名を持ち 訪れる人々のため息を誘う・・

茨城百景 89番
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平安初期の大同年間京都から来た徳一大師の開基と伝えられている
古く、戦火にも遭ったがほぼ無事に残されている。
ここは古くから筑波山の名所のひとつであった。

あの京都の清水寺にはかなり負けてはいるけれど、うっそうとした木立の中に
ましてや急勾配に建てられた建物の舞台は すばらしい。
そして、その舞台から眺める関東平野・・何とも言えない位 神秘的。
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天台宗
懸造り(かけづくり)といって、岩棚の上に基礎となる木を積み上げて、その上に本堂が建っている。
西光院のある山は 峰寺山。
晴天の日は 遠く東京や太平洋まで望められると言われている。
今日は朝9時前だったので 霞がかかって、とても幻想的だった。
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むかし、長男次男がまだ小さかった当時 子供会で夏休みに絵を書きに来た事があった。
もう、ずーーっとむかし・・・
長男の書く絵を真似て 次男が一生懸命画板を持っていたのを思い出す。
長男と次男は6歳違い。
次男は6歳上の兄を いつも頼もしそうに見ていたっけ。。
そんな思い出を この舞台に立って思い出し、涙があふれた・・・
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6歳違いだったためか大きな喧嘩もせず、長男は次男をとても良くめんどうを見た。
そんな我が子たちも 社会人になって家を出、 昔のことを覚えているかしら。
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春は桜が咲き このお堂を花びらが舞い、
夏は吹き上げる風が 涼を呼び、
そして・・秋は まっかなもみじで お堂を包み、
冬は・・・ひっそりと・・
悠久の世界にあるんですねえ・・・・