徒然草

つれづれにさまざま書いています。

地区の祭礼祭

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/minorinnminorinn/20190808/20190808183742.jpg

我が地区にずーーーっと受け継がれている祭礼がある。
香取神宮 祭礼祭」
あの、千葉県佐原市にある「香取神宮」から、むかーし、賜ったらしい。

ちょうど、農作業が終わっての11月に地区の祭礼がある。
一軒ごと、順送りの「当屋」となる。
イメージ 3

私が嫁いできて、長男が生まれて一歳になってまもなくが、我が家が宿となった。
当時は自宅でお祭りをして、大きな「はた」を立て、朝からの行事。
女の人たちは昨日から、当日出す料理などの下ごしらえ。
それはそれは大変な仕事で、
「こんな所へお嫁に来ちゃって・・・」と思ったものだった。

当日は神社に神主様を招き お払いをし、祝詞を唱えて頂き・・
そのあとは延々と自宅でお祝いになる・・
地区全戸が当家に集まって飲めや歌えの大騒ぎ。
それが午前2時までつづいた・・

義母が長男をおんぶしてくれたとはいえ もうへとへとで、
思わず離婚まで考えた・・・(笑・・・)

その時に主人が、
「今回は俺が当主で行った祭礼だけど、この次まわってくる時は 長男が当主だよ」って。

数えてみたら 長男が36歳になるとまた我が家に来るってことだった。
まだ生まれて一歳の我が子、36歳なんて!!
考えられなかったなぁ・・・・だってそうですよねえ、36歳の息子なんて!!



それが、この祭礼が私の「組内」に今年やって来た。
ええ~~~???
息子が36歳になるのお????
なりますねえ、我が家にやってくる頃、長男は36歳に・・・・
近いです・・・(笑・・)

よく我慢して、ここにいたもんだって、しみじみ思いますねえ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/minorinnminorinn/20190808/20190808184049.jpg

今年から組内に祭礼が来た事で 「簡素化」を考えました。
神さまの行事でも簡素化・・・時代の波。
そうしないと若い人たちがやっていかないから・・・ってことです。

お祭りは実質「組内」の人と、(氏子のみ)神社総代の面々のみで執り行うこと。
(むかしは集落全部でしたが・・・)
ご馳走も あれとこれと・・・簡素化に。(あまり食べないから)
イメージ 2

(昔と違って、こんなに少なくなったお祝いのご馳走・・)

そして・・・神社で行っていた 「お神酒の回しのみ」は廃止。
(これは 回しのみ・・自体が嫌われ、病気などの事も配慮したもの)
終わってからのお祝いの席でもお酒は日本酒一升のみ。

イメージ 1

(2升を重ねてお供えに。上は神主様用に、下は氏子で分ける)

そのほかこもごも、簡素化になった。
むかしと違って、今は集落センターという立派な建物ができ、
そこでのみ行う事で 自宅には一切やって来ないことになって、これが一番助かる。

お祭りには10万円かかる・・・
私が嫁いだ頃、そうでした。30年前の10万円はたいそうな金額でした。
いまはほとんどが集落のお金でまかないます。

若い人がやってくれないから・・・
神さまも時代の移り変わりを見てきて、どう思っていることかしら?
そのうちに、
「簡素化で、神さまもいらない事にしようよ!」てなことにならないかしら?
むかしから地区を守ってきてくれた香取神宮
今後どうなるのかは、分からないけれど、それも次世代に受け継がれていくんだな・・・

そういえば・・
長男も次男も、この神社で七五三のお参り・・したっけなぁ・・

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/minorinnminorinn/20190808/20190808183742.jpg