徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「おくりびと」

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東京でオーケストラのチェロ奏者だった大悟、突然楽団解散になり、妻の美香と共に
生まれ故郷の山形に帰ってきました・・
母は亡くなっていて、その時は留学中で母の死に目に逢えず、
父は「女と出て行った・・・」・・彼の悲しい過去。

なんでもいい、仕事を探さないと・・
彼の目に留まった仕事先は、なんと「納棺師」
戸惑いながらも さまざまな「死」に向き合うことで、
そこに息づくさまざまな「愛」を知っていきます・・・・

「納棺師」と言う職業に美香はショックを受け、更に友人にも
「そんな仕事、やめろ!」と言われ・・揺れる大梧のこころ・・・・

舞台は山形県庄内平野、名峰鳥海山を眺めるすばらしいところ、
四季おりおりの叙情的な風景に、涙あふれます・・

音楽は 久石 譲
大悟の奏でるチェロの音楽が随所に流れ それはそれは美しく穏やかに・・
物語はとても静かに進んでいきます・・・

「人の死」に家族は・・どう向きあっていくのでしょう。
いろいろな人生の最後を「納棺師」はどう送り出すのでしょうか・・・

私はこのお仕事があることを始めて知りました。
私も父や弟を送ってきました。
でも、「外に出ていて・・」と言われただけでした。
本木君の演じる大悟は優しく静かに・・・「仕事」をしていきます。
感動しました。

冬の鳥海山 きれいな川、田んぼで落穂をついばむ白鳥の群れ
そして春のさくら・・・・
ほんとうに美しい庄内の四季,流れながれる・・音楽・・

この映画は私のおすすめです。
ぜひご覧になってください。
その際、ハンカチ一枚忘れないで下さい・・・・


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