岡部嶺男(1919~1990)は 織部・志野・黄瀬戸・灰釉・鉄釉など地元の伝統技法をもとに作域を広げていきます。 意欲的な作陶姿勢は青瓷(磁)※の研究へと向けられ、厳しく凛(りん)とした器形にしっとりとした艶のある不透明な釉調の<粉青瓷(ふんせいじ)>、 透明感ある釉調と青緑の釉色が美しい<翠青瓷(すいせいじ)>、 そして誰もが為し得なかった黄褐色の<窯変米色青瓷(ようへんべいしょくせいじ)>など、 「嶺男青瓷」と呼ばれる独特の釉調や釉色の青瓷釉をまとう作品を生み出したのです。 (作家によっては、素地が磁土のものを「青磁」、陶土のものを「青瓷」と区別しています。 岡部は作品名を「瓷」と記しています)
美術館のある陶芸の丘は笠間市内からちょっと離れた丘。
昔は大きな山だったようです。
そこに美術館や登り窯など、そしてコンサートなどが開かれる野外ステージ、
ウォーキングコースなどが完備されたとてもきれいな場所。
私のお気に入りです~~