『すばるくんのあげもち』 |
「おかあさん!!おかあさーーん!」 「はいはい、なあに?すばるくん」 「おかあさん!!これ、これ、これなあに」 「これ??ああ~~これはね、お餅よ」
「えっ?・・・・ちがうよ!おもちじゃないよ」 「どうして?」 「だってねえ、おもっちって四角いんだしね・・こんなカチカチじゃないと思うんだあ」 「そうねえ~~ それはね、すばるくん、 お正月の鏡餅をこうしてお日さまに当てて よーく乾かして カチカチに乾いたら 小さく割って、またまたよーく乾かして・・ そうして乾いたら 油でじっくりと揚げてね。 そうすると揚げもちになってカリカリになって 美味しく食べられるのよ」
「たべられるの?じゃあ・・・これは?もうたべられるの?」 「あっ!それも油で揚げてお醤油かけてからじゃないとダメよ」 「たべたいなあ・・・・」
「はーい!できたよ、今日のおやつ」 「わーい!!!おもちだあ!!」 「乾燥したから よく揚ったね」 「いっただきまあす!」
「ふふふ・・おいしいね!おいしいねえ、おかあさん!」 |
おしまい♪