
昭和34年の春、前回の終わりの時期から4ヵ月後。 再びあのメンバーが画面いっぱいに見られました。 時は東京タワーも完成し 東京オリンピック開催も決定し、高度経済成長時代のことのようです。 二つの家族を中心に描いていきます。 淳之介を預かった茶川は芥川賞受賞を目的に執筆し始め、 鈴木オートでは事業に失敗した親戚の娘を預かることになり・・ その面々を取り囲み たくさんのご近所があれよこれよ・・・と画面に出てきます。 芥川賞を狙って淳之介と好きなヒロミを呼び寄せて三人で暮らしたい・・ そう思う茶川の必至の執筆と、その「芥川賞」を利用した「詐欺」事件と 更に淳之介の実父とのさまざまな事件と、 鈴木家のちょっと裕福な家庭が少女を向かえて実のこと同じように接する家族のあり方など、 あの時代の様子が 細かく描かれていきます。

あの頃の風景や着ているものや食べているものや 町の様子など、
田舎で育った私でさえ とても懐かしかった。
貧しくたって、家族がいて ご近所がいれば、本当に幸せだった。
田舎で育った私でさえ とても懐かしかった。
貧しくたって、家族がいて ご近所がいれば、本当に幸せだった。
「しあわせは、お金じゃないんだっ!!」と叫んだ茶川。 お金で買えない幸せが この画面の中にあふれているような気がしました。
「夕日がなんでこんなにきれいなのか分かる??」淳之介が最後に言います。
「夕日がきれいなのは こうして三人で見ているからだよ」
この言葉に私は泣いてしまいました。
血はつながらなくとも 大好きな人と、大好きな家庭を持って見る夕日は
きっと最高に輝いて見えるのでしょう・・・・
とてもいい映画でした。
日本にも、こんないい時代があったんですね・・・
この言葉に私は泣いてしまいました。
血はつながらなくとも 大好きな人と、大好きな家庭を持って見る夕日は
きっと最高に輝いて見えるのでしょう・・・・
とてもいい映画でした。
日本にも、こんないい時代があったんですね・・・
