徒然草

つれづれにさまざま書いています。

野口 雨情~童謡に魅せられて~

イメージ 1

野口 雨情(うじょう)・・童謡詩人です。
茨城の誇る一人です。
「七つの子」「船頭小唄」「青い目の人形」「赤い靴」「波浮の港」・・など等
誰もが子供の頃口ずさんだことのある唄を作った詩人です。

イメージ 2


雨情は 明治15年(1882)5月29日茨城県多賀郡磯原村(現北茨城市磯原町)に
父量平、母てるの長男として生まれ英吉と名付けられました。
 少年時代より文学的素養にとみ、回覧雑誌への掲載のために
民謡風の作詩をしていたと言われています。

雨情は、63年の生涯の中で、2,000余編にのぼる詩を残しています。
童謡のほか、日本全国をはじめ当時の樺太、朝鮮、満州、台湾にいたるまで
多くの地方民謡(ご当地ソング)を作っています。

イメージ 3


彼もまた大変な不遇の時代を乗り越えてきた一人だったんですね~~
あの哀しくも切ない唄は 彼の日々の暮らしから生まれたんでしょうか・・
小さい頃、母が好く歌っていた「雨降りお月さん」
メロディーを口ずさむと涙が落ちます。

よく知られている曲は数々あります。
え・・これも雨情?と思う作品もあるはずですね。

「七つの子」は、カラスを擬人化して唄っています。
カラスでも、子供はとてもとてもかわいい!!・・と唄っていますよ。

「青い目の人形」 見知らぬ日本に来たけれど 言葉は分からないし
わたし、これからどうなってしまうのでしょう・・・と涙を浮かべた青い目のお人形。
その詩はなぜか切ないです・・・

私の大好きな唄に「波浮の港」があります。    中山晋平 作曲
  
  磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る
  波浮の港にゃ 夕焼け小焼け
  明日(アス)の日和(ヒヨリ)は
  ヤレホンニサ なぎるやら

波浮港は、伊豆大島の南東部にあります。
実はこの港からは 日の沈むのは見えないといわれています。
だから 夕焼け小焼け・・・はない・・と。
なぜこうなったか?
雨情は実は 大島には行った事がなかったといいます。
でも、この唄を唄うと港の情景が目に見えてきます・・
それだけ彼の感性はすばらしかったんですね。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/dc/f9/gwqtx445/folder/1484019/img_1484019_50197086_15?1186052427

雨情の生まれ育った磯原町は すぐ目の前が真っ青な海。
潮風の吹くとてもきれいな町です。
彼の生家は今も保存されて 雨情の曲が常に流れています。
松の林と青い海・・
雨情の唄は 今もたくさんの人々に愛されているんですね・・・・・


http://www.ujokinenkan.jp/sakuhin/douyou.htm
ほんの数十点 載っています。