徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「手紙」・・・を見て

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「手紙」を見てきました


泣ける映画でした~~~(ToT)

考えさせられました・・・・
自分のために ただそれだけのために 重大な罪を犯してしまった兄。
兄と自分のつなぐもの・・手紙。
でも 自分は生きていかなくてはならない、
住む場所も生きるための仕事も そして、たった一つの夢さえも
罪を負った兄のために失われていく・・・・

大切な恋さえも・・・・

手紙に刻印されている「刑務所」のマーク。
たったそれさえもが 彼の生活を奪っていく・・
兄は自分のため、罪を犯した。
でも自分はこの世界で生きていかなくてはならない。
兄とつながっている筈の「てがみ」 これを切り捨ててしまう彼。

本当のつながり、本当の恋、本当の「生」
何年もかけて弟は分かっていきます・・・

大変難しい問題だと思う。
これでいいんだ!!・・・とは言えない問題だと思う・・
罪を犯すのは絶対に悪い・・・と思う。
でも家族にその罪はあるのだろうか・・・
何年も何十年も 罪を犯した者とその家族は苦しんでいくのか・・・

被害者の息子が彼に言ったたった一言。
「もう、終わりにしましょう・・・・・いいでしょう、終わりにしても。
    あなたも苦しんだんですから・・・」
もう、ここで号泣・・・でした。
映画ですから、ラストはかなり泣けました。
彼も 彼の兄も ほんのちょっと救われたのかな・・・・と思います。
彼を支えつづける家族。
ほんのちょっと陽射しも見えたのかな・・・と思いました。

もし、自分の家族に犯罪に手を染めた人がいたなら・・
それを思うとなんとも言いようがありません。
いろんなことを考え 涙したすばらしい映画でした。

ちなみに直木賞作家 東野 圭吾さんの作品です。
小田 和正さんの「ことばにできない」が流れています・・・