徒然草

つれづれにさまざま書いています。

地下鉄(メトロ)に乗って

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地下鉄(メトロ)に乗って・・・(堤 真一主演)を見てきました

とっても不思議でちょっと泣けちゃいました。

大きな会社の次男の彼。
父親の横暴さに耐え切れず 父や兄弟と縁を切った彼。
彼の兄を昔亡くし それも心が傷ついている一因。
自分が育つ頃、父は母や子供たちをおいて 愛人の所にいて 
それが父に対しての反発を招いていると知ってはいても
成長し家庭を持ち 男の子の父となった彼もまた、
好きな彼女がいて・・・

ある時 東京の地下鉄をボー・・・っと待っている時、
図らずも昔の学校の恩師にばったりと会ってしまいます。
その時から 彼にとって地下鉄は 「今」と「過去」をつなぐ
一本の架け橋となっていきます。

あんなに父を疎ましく思った自分、兄を救えなかった自分、
父がなぜあんなにまで自分たちに冷たいのか、父とはどういった存在なのか・・
父の青春時代は戦争という とても残酷な時代。
その中で生きてきた若き日の父と 過去にタイムスリップした自分が知り合って、
父の内面の辛さや悲しさなどを分かっていく・・

そして何もかも分かった時 メトロでまた、あの恩師に会います・・
彼の恩師は・・・今も生きているのでしょうか・・・・

実際にはありえないストーリーだと思うけど
過去でさまざまな人と出会ったことで 家庭を子供を大切にしよう・・と
思い立ったことなど、彼にとって「メトロ」は意味深いものだったと言えるでしょう。
ただひとつ あんなに愛した一人の女性は 愛してはいけない人だった・・事に
私もびっくりし呆然・・としました。
運命・・・とは不思議なもの・・と言うことでしょう。

とても不思議でちょっと怖い・・・そんな映画でした。