徒然草

つれづれにさまざま書いています。

美術館に行って・・

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水戸市の近代美術館で開かれている「家族の情景」展に行ってきました。
大正から昭和戦前までの画家が描いた家族の絵でした。
私が知っている画家や 知らなかった方たちが自分の家族を描き
中には 戦争中で強制的に描かれたものもあるようです。
難しいことは全く分かりませんが、描かれている家族のひとコマには
それぞれの「思い」があるんでしょう・・

私の父も母も若い青春時代を戦争中にすごし
今のような青春を謳歌する事なんて 全く無かったかもしれません。
絵を見ながらそんな事を考えていました。

私も結婚し2人の子供たちも大きくなり 親元を離れていきましたが、
私が私の親を思うように 子供たちもいつの日か 私を思ってくれるのでしょうか・・
今はまだまだ若い彼らですし、戦争中を生きてきたわけでもなく
物もある時代に生まれて 「銀行に行けば お母さん!お金がいっぱいあるよ!!」
と言って そんな時代に生きてきた彼らが、しみじみ・・・と
私を思ってくれる日が きっと来るのでしょうね

なんて・・・なんか、しみじみ・・としてしまいました。
絵の中の「家族」もきっと笑ってばかりではなかったでしょう。
生活していかなくてはならなかったし 食べて生きていかなくてはならなかったでしょうし。
そんな事を思うと 今の私は本当に幸せじゃないかな・・・って思えます。
こうして 好きな事もしていますし 主人も丈夫ですし
息子たちも元気でがんばっていますし。

画家たちの描いた家族の情景を見て、いろいろな事を考えた私です。