わが家の愛犬 「大和」(やまと)が家出を敢行し10日間も帰ってこなかった・・・
私はきっと交通事故にでもあって もう彼の顔は見ることは出来ない・・と思っていた。
主人は「帰ってくる・・・」と確信していたようだけど。
日曜日の朝 玄関先にうずくまっている彼を主人が見つけて 彼を抱き
台所のストーブの前に連れてきた。
「やまと!!生きていたの???!!!」と私。
必死で長いしっぽを振って 愛嬌(?)をふりまく彼。
頭やからだをくまなく触って「怪我はしていない様だな・・」と、主人。
でも、痩せてしまって 首輪も重たげ。
急いで彼にいつものご飯を差し出すと がつがつと食べて お代わりまでした。
いつもいつもご飯は 「食べなさい」と言ってあげても
「どうしようかなぁ~~~食べようかなぁ・・うーーん」
と おう揚に構え 「食べてやろうか」とやっと食べる彼。
それなのによっぽど飢えていたんでしょうね~~~★
たった一ヶ月で我が家に来た彼。
次男も遠くの大学に行ってしまって 淋しかったわが家の三男坊として家族になったのは
いまからちょうど4年前の四月二十九日。
手の平に載るように小さく 震えていた彼に 大きくたくましくなるように・・と
私は「大和」と名づけた。
小さいうちは まだまだ淋しいらしくいつも泣いていて 主人が懐に入れて夜を明かした事も。
あっという間に大きくなって 今ではもうすぐ4歳。
私が車で仕事先から帰ってくると 長いしっぽをちぎれるほど振り
「おかあさん!!おかあさーーーん!」と飛びついてくる。
私よりも主人にはもっと忠実で 散歩も「クーン・・おとうさん行こうよーーーー」と
甘えた声でねだります。
散歩の帰りにいつも二人でかけっこをして帰ってくるのに その夜は大和だけが
家の角を曲がらず どこかへ行ってしまったとか・・・
帰りは鎖を放してたんですね~~~★
その日から10日間 彼は家出を決行し 行方不明に。
私よりも主人が気落ちしていたようですが 男の子の大和は何処へ行っていたんでしょうか・・・
友人に涙ながら話すと 「大丈夫よー3ヶ月で帰ってきたコもいるって言うから」・・・・
三ヶ月・・・・そーんなに待っていられるでしょうかね~~~~
まあ、10日で帰ってきましたから、彼の家出は彼にとってどんな家出だったんでしょうか??
彼女でも出来たんでしょうか・・・・(^○^)
とにもかくにも彼が帰ってきた我が家は またいつもの平々凡々の毎日。
いいもんですねぇ~~~いつもの毎日って。