5月の晴れた日、長男の案内で「筑波四面薬師」を訪ねました。
わたしはこの、「筑波四面薬師」の存在を知らなかったので(この年まで・・(笑))喜んで出かけました。
「筑波四面薬師」・・とは。
奈良時代末期、法相宗を学んだ「徳一法師」は20歳の時、京都から東国にやって来ました。延暦元年(782)筑波山に「中禅寺」を創建。このお寺が筑波山神社の下にある「大御堂」です。
万民安楽を願い、この中禅寺の守護のために、筑波山の四面に「薬師如来」を安置しました。
歴史は「廃仏毀釈」などで、その薬師堂が失われたところなどもありますが、いまも残されている薬師堂があります。
長男がゆっくりと案内をしてくれました。
かの、徳一法師が創建したと伝わるお寺です。
間近に筑波山頂を臨み、お山の登山道にも当たります。
延暦元年(782)、徳一法師の創建。
御本尊 十一面千手観世音菩薩
坂東三十三観音第25番札所
明治の廃仏毀釈の難を受け、いったんは廃寺となった経験有り・・
参道階段を上がったところから眺める風景・・絶景です。
筑波山頂が間近に見えています。
大御堂・・
境内には、古木が並んでいます。
これらの木々は太くて樹齢も100年は超えていそうです。見て歩くのも良さそうです。
その昔、徳一法師が人々の万民安楽を願い創建したと伝わるお寺。
若くして東国にやって来た1人の僧侶。
艱難辛苦があったことでしょう・・思いが込められたお寺なのですね。
そんな事を思いながら、風景を眺めました。
大御堂で参拝し、次へ向かいました。 続く・・
※ 今回の旅。こちらを参考にさせて頂いております。詳しく載っています。
撮影日・・2022年05月03日