墓地の前の土手に咲く彼岸花・・
私の地域の墓地の一つ。私んちもご先祖さまはここにいます。
いつの頃からだったか・・この墓地の前側の畑のご主人が植えた、彼岸花。いつの間にか増えて、今年もたくさんの花が咲いています。
この風景を見るにつけ、ありがたい・・と思う私です。
お彼岸に花を供えました。私が嫁いで数十年、義父ちゃんも義母ちゃんも、このご先祖さまたちと一緒にいます。お花を供えても、数日で枯れてしまうでしょうね。でもこの時期、植えてくれた彼岸花は鮮やかで、きっと、嬉しいに違いありません。
特に、義母ちゃんは花が大好きでした。だからと言って、豪華な花が好き・・と言うわけではありません。野山や、自宅の畑に咲く雑草なども、愛していました。花壇に花の苗を植えたりして楽しんでいました。
当時の私はまだ若かったし、義父や義母もいる同居生活で、我が子も二人いましたから、花等目に入らなかった・・いま思うと、仕方ないですね。
義父が亡くなり、その後、義母は長生きしましたが、寝たきりになってしまって、動けない生活。しかし、私の事を「嫁」と思う時はほんの少しで、介護してくれる人・・と、思っていたようで、「ありがとう」と、いつもいつも口にしていました。基本、優しい人でしたね。
そんな義母の枕元に、季節の花を花瓶に挿してよく置きました。
「きれいだわねえ・・」って、いつも言っていました・・
そんな義母ちゃんがあちらの世で、義父やそのほかのご先祖さまと花の話をしているような気がする、そんな風景です。
ここの、彼岸花を見るにつけ、義父や義母を思い出しますね。
完全な同居生活で、二人とも介護を自宅でしました。それを息子たちも見ていましたから、いい教訓になったものと思えてなりません。
嫁に来てから、そりゃあ、いろいろとありましたが、いい事の方が多かったようにも思える昨今です。(#^.^#)
今日も彼岸花は、墓地に咲いて、みんなを見守っています・・