お盆中に小麦が怪我をしました。
ほっぺたを誰かに噛みつかれたようで、傷になって・・
それは小さな傷でしたが、治ってきてかさぶたができると
自分の後ろ足でひっかいてしまいます。人間もそうですがつい・・かゆいとそうなります。
で、夏の事ですから、小麦の動物病院に行ってきました。
医師は「かゆいんだね」と言って、抗生物質の注射と、十日分の薬をくれました。
何とか、ほっとしました。
行った時、前の方がいたので待っていました。
その時、医師の怒ったような声が聞こえちゃいました。
「なんでこうなってから連れてきたの!もう10日もこんな状態なら、もっと前に連れてくるべきでしょう。もう、この猫ちゃんの命はありませんよ!」・・・って。
まあ・・・ドキドキしちゃいました。
「かわいそうだと思うなら、その時に連れてくるべき」とも。
「いますぐにでも、猫ちゃんは死んじゃいます。猫がかわいそうでしょう」・・って。
血液検査をして、今後の対処をしよう・・となった様子で・・
検査結果が出るまで、待合室で待っていました。
なんか・・聞かなければよかった・・と思いましたが、聞こえちゃったものは仕方ありません・・
私より年上かと思われるご夫婦で、ご主人の腕の中の猫ちゃんは ネットに入っていなくても すやすや・・と寝ている様子でした。
大きなにゃんこのようです、きっと、年齢も重ねているのでしょう・・
ご主人は、とても切なさそうで、黙っていました。
ほんとうに小さな小さな命ですが、一緒に暮らしているとその「命」が自分の命よりも大きい、と感じることがあります。
ご夫婦にとり、あの猫ちゃんは自分のお子よりも大切なのかも知れません。
「明日はよくなる」・・と、思ったのかもしれません・・
猫ちゃんも、寿命が来ているのかもしれません・・
それでも、大切な命ですから、病院に連れてきたのでしょう。
小麦は注射をし、薬を頂いて先に帰って来ましたが、そのご夫婦の悲しそうな顔と、眠っていた猫ちゃんが忘れられません。私も涙が出そうでした・・
あの猫ちゃんの治療法が見つかって、少しでも長く生きられるように・・と、切に願っています。
小麦の貰ったお薬。
「ちゅ~るをすこし、飲み薬と一緒に与えなさい。錠剤も飲むと思うから」って。
うわあ~~~。にゃんこにもこんな嬉しいものがあるんですね!
様子を見て 変だったらまた来てください・・と言われて、帰りました。
小麦はいたって元気です。(#^.^#)
早く、傷が治るといいなぁ・・
14歳で天国に行ってしまった「大和っち」を思い出します・・・・